【ネタバレ】クワイエット・プレイス
<あらすじ>
音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。
こんちは。 文化系あらふぉーおじさん、はまたろうです。
今年の全米で大ヒットしたサスペンスホラー。観て参りました。
「音を立てたら即死」というコンセプトは、大晦日の特番でおなじみの「ででーん」と言う効果音がふと頭をよぎるフレーズだけどなかなかシンプルで秀逸かと思いますよ。
即死してしまうのは、宇宙からやってきたモンスターが目は見えないのだが、耳はむちゃむちゃよくて、その音を頼りに人間を捕食しているってことなんだが。
で、そんな世界の中でなんとかサバイバルしているファミリーの話。父、母、長女、長男、次男のパーティー。
1年前に末っ子の次男が音を立ててしまい、怪物に殺されてしまうのだが、その原因が自分にあるんじゃないかと思った長女が思い込んで、家族の中で孤立しちゃう。そんな中、また音を立ててしまい、怪物軍団に感知され襲撃を受けるという。
とにかく緊迫感がずっとあって間延びしないし。ホラーと言いながら泣かせどころもあったりして。怪物との戦いという異常設定の上で家族愛を成立させているところが新しいですね、おもしろかったです。
とはいえ、確かに、ちょいちょい変なところはありますよ。
怪物ってなんでこの音には気付かない、赤ちゃんの鳴き声とかスルーしている時があっった気がします。子供たが小麦の貯蔵庫の中に落ちて飲み込まれてしまうが、1回這い上がるとそのあとは飲み込まれなくなるところも。
それと、そもそもこんな世界で子供を作るんかいっと思ったり。前提を壊すようで申し訳ないですが。
いろいろ言いましたが、長女の機転で怪物の弱点が判明し、母がショットガンを「ガッチャ」とセットして迎え撃つで終わるところ、結構しびれました。設定やラストが秀逸ですごく好みの作品です。
ちなみに、一緒に観にいった友人、鑑賞前におかきを買っていたんですが、「音を立てたら殺されるんじゃないか」と思って、まったく手をつけられなかったそうです。かわいらしいでしょ。でもそれだけ終始ピリピリしているんです。マジで。
その前に、映画を見るのに「おかきみたいな音が出やすい食べ物を買うな」って話ですがw
<オススメ度>5段階評価
★★★★4(観てほしい)
ホラーとヒューマンドラマの融合。エミリー・ブラントの母性が全開、たまらんす。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではではでは。